■セミナー紹介
本科目は、教養基礎科目として位置づけられ、栄養士としての応用力と実践力を身につけることをねらいとし、特に本年度は地域の健康教室や保育所給食の現場での栄養教育に取り組む。
【到達目標】を以下に示す。
①保育園児の発達に合わせた献立作成ができるようになる
②子供の発達と食の関係について理解し、子供の発育に合わせた援助ができるようになる。
③子供に合わせた調理形態を知り、おいしい食事を提供することができるようになる。
④地域の健康教室の指導計画を立案し、実施、評価まで積極的に取り組むことができる。
■ゼミ生の研究課題/内容
食物栄養学科の卒業生の40%が保育所栄養士として勤務している。保育所給食は、乳児から幼児期の重要な食支援を行う場であり、献立そのものがこの時期の子どもの発育・発達に大きな影響を与える可能性がある。本年度のセミナーは、保育園児の身体的特徴、食べる機能、食欲や保育園での活動状況を踏まえた上で、保育園の実情に合った献立作成をすることができるようになることを学修目標とする。
さらに、地域で開催されている健康教室に参加し、対象者の生活習慣改善のための栄養教育を計画し、対象者の行動変容を目的とし支援する。
1.保育所給食の献立作成と献立検討のための調理実習を行う
2.保育園の給食の様子を観察する(学外授業)
3.保育園の給食会議に参加する(学外授業)
4.保育園において子どもたちに栄養教育を行う(学外授業)
5.地域の健康教室において栄養教育を行う(学外授業)
6.4.5の栄養教育のための準備を行う(演習)