難消化性オリゴ糖の性状の違いがラットの成長,高浸透圧性下痢誘発,脂質代謝,糞便有害菌酵素活性ならびに短鎖脂肪酸産生に及ぼす影響
田辺賢一中村禎子奥恒行
成長期のラットに消化性が異なる4種類の難消化性オリゴ糖を摂取させ,成長,高浸透圧性下痢誘発,血清脂質濃度,短鎖脂肪酸生成および有害酵素活性を指標に比較検討すると,難消化性のオリゴ糖は腸内細菌を介して様々な生理機能を発現するが,易消化性のオリゴ糖は,腸内細菌を介した生理効果は期待できず,部分消化性のオリゴ糖は,中間の生理機能を発現することが明らかになった。
日本食物繊維学会誌
Japanese Association for Dietary Fiber Research
10.11217/jjdf2004.12.17
https://doi.org/10.11217/jjdf2004.12.17http://ci.nii.ac.jp/naid/130003856984https://jlc.jst.go.jp/DN/JALC/10013118753?from=CiNii