論文

基本情報

氏名 沖 智之
氏名(カナ) オキ トモユキ
氏名(英語) OKI TOMOYUKI
所属 中村学園大学 栄養科学部 栄養科学科
職名 教授

題名

有色サツマイモ味噌製造におけるアントシアニン, ポリフェノールおよびβ-カロテンの変化

単著・共著の別

 

著者

西場 洋一
鵜木 隆文
沖 智之
菅原 晃美
須田 郁夫

担当区分

 

概要

(1) 有色サツマイモ味噌の発酵・熟成による成分変化を解析した.「ムラサキマサリ」のアシル化アントシアニン(YGM類)は発酵・熟成により減少し分解物と思われる非アシル化,またはモノアシル化アントシアニンが増大した.一方,クロロゲン酸は味噌において消失すると共に,カフェ酸が増大していた.YGM類やクロロゲン酸は麹菌による脱アシル化を受け,結果として生じるカフェ酸が味噌に蓄積されると考えられた.市販紫サツマイモ色素にクロロゲン酸エステラーゼを作用させたところ同様の変化が見られ,これらの成分変化におけるクロロゲン酸エステラーゼの関与が考えられた.また,「ジェイレッド」のβ-カロテンは味噌の発酵・熟成において比較的安定であった.<BR>(2) 「ムラサキマサリ」味噌のDPPHラジカル消去活性は市販味噌より高く,また原材料混合物に比べやや上昇していた.On-line HPLC-DPPH法において「ムラサキマサリ」原材料混合物はクロマトグラム全体に活性が分布しクロロゲン酸溶出位置に活性が検出されたが,味噌では活性成分の組成は大きく変化しカフェ酸の比重が増大した.これらのことから,ラジカル消去成分の体内吸収性は味噌の発酵・熟成により変化している可能性が考えられた.

発表雑誌等の名称

日本食品科学工学会誌 : Nippon shokuhin kagaku kogaku kaishi = Journal of the Japanese Society for Food Science and Technology

出版者

Japanese Society for Food Science and Technology

55

2

開始ページ

69

終了ページ

75

発行又は発表の年月

2008

査読の有無

無し

招待の有無

無し

記述言語

日本語

掲載種別

研究論文(学術雑誌)

国際・国内誌

 

国際共著

 

ISSN

 

eISSN

 

DOI

10.3136/nskkk.55.69

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形式

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