個人の体質診断を行い疾病を予防するオーダーメイド医療である中医学を基本とした体質診断を生活習慣病予防の健康支援プログラムに取り入れることを目的に、食生活調査、栄養素等摂取状況調査を行い、体質と健康状態や栄養状態との関わりについて検討した。体質別BMIの割合はBMI≧25.0の肥満群は高得点群と非高得点群で有意差は認めなかったが、非高得点群に比べ高得点群の割合が高い数値を示した。30〜39歳代の肥満群の割合が、40歳代以上とほぼ同水準の20%レベルであった。体質別に栄養素等摂取状況について調査した結果、気滞、湿熱のエネルギー摂取量において、非高得点群に比べ高得点群が5%レベルで有意に高い数値を示した。