MISC

基本情報

氏名 三成 由美
氏名(カナ) ミナリ ヨシミ
氏名(英語) YOSHIMI MINARI
所属 中村学園大学 栄養科学部 栄養科学科
職名 教授

題名

遠赤外線放射物体ニューセラミックプレートで甘藷を加熱した場合の調理効果

単著・共著の別

 

著者

三成 由美
江頭 美和
楠喜 久枝
橋本 啓一
田中 正己
菅原 龍幸

担当区分

 

概要

遠赤外線放射物体ニューセラミックプレートの調理特性を明らかにするために, 試料甘藷を用いて検討した. 加熱方法は, 放射特性の異なる3プレートを作製し, 加熱条件は同一放射照度6,500kcal/(m^2・h)で焼き操作実験をした. その結果, 放射特性の違いが,食品の調理性に影響を及ぼすことが明らかとなった. つまり, 放射率の低いアルミプレートに比べ, 放射率の高い遠赤外線放射物体のニューセラミックプレート, および高効率放射物体の黒体プレートで加熱した場合の方が調理結果が優れていた. 特に遠赤外線放射特性を持つニューセラミックプレートの調理効果が, 以下のように認められた. (l) 試料甘藷を40分加熱した場合の焼き色は, ニューセラミックプレートの試料が, 上層, 中層, 下層の3層ともに有意に強いことが明らかとなった. (2) 光学顕微鏡で甘藷の組織観察を行うと, ニューセラミックプレートの試料は細胞内のデンプン粒は完全に破壊されて, 内容物はかなり均一になっている. さらに細胞質が膨潤糊化したような組織形態を示し, 細胞の容積は大きく膨潤していた. (3) 試料甘藷を30分以上加熱した場合のテクスチャーは, ニューセラミックプレートの試料が有意に低い数値を示し, やわらかく焼けていた. これらの結果から, 遠赤外線放射特性を持つニューセラミックプレートの放射加熱は...

発表雑誌等の名称

日本家政学会誌

出版者

社団法人日本家政学会

47

12

開始ページ

1201

終了ページ

1211

発行又は発表の年月

1996-12-15

査読の有無

無し

依頼の有無

無し

記述言語

英語

掲載種別

 

国際・国内誌

 

国際共著

 

ISSN

 

eISSN

 

DOI

10.11428/jhej1987.47.1201

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形式

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