共同研究・競争的資金等の研究課題

基本情報

氏名 三成 由美
氏名(カナ) ミナリ ヨシミ
氏名(英語) YOSHIMI MINARI
所属 中村学園大学 栄養科学部 栄養科学科
職名 教授

タイトル

高齢者における植物性タンパク質分解酵素摂取と血清アルブミン値増加に関する介入研究

提供機関

文部科学省

制度名

科学研究費補助金(萌芽的研究)

研究機関

 

研究期間(From)

2000

研究期間(To)

2001

担当区分

 

担当研究者

徳井 教孝

研究種目

 

形式

URL

研究概要

植物性蛋白分解酵素パパインの摂取によって、酸化ストレス抑制効果があるかどうかを二重盲検法による介入研究を用いて検討した。対象者は北九州市に在住の老人会に所属する60歳以上の高齢者である。研究内容を説明し47名から承諾を得た。無作為に2群に分け、介入群はパパイン酵素40mgを含むふりかけを1日3回摂取し、非介入群はパパイン酵素を含まず、他の成分は同一のふりかけを1日3回摂取するようお願いした。研究開始前に1名が入院し、研究期間中に3名が中止したため、摂取完了者は43名であった。摂取状況は、1日ごとに対象者が摂取状況を記入した。摂取期間は40日間で、摂取前後で採血、採尿を行った。2群間で酸化ストレスマーカである尿中の8ハイドロキシグアノシン(8-0HdG)をクレアチニン値で除した8-0HdG/クレアチニン値の変化を比較した。介入群の摂取前後の尿中8-0HdG/クレアチニン値は0.056±0.023、0.056±0.026、非介入群は、0.050±0.017、0.052±0.019であった。変化率はそれぞれの群で5.1±24.7%、6.3±6.06%を示し、両群の間で有意な差はみられなかった。消化酵素摂取により酸化ストレス抑制効果は認められなかったが、これまでの研究では2週間の野菜・果物摂取により酸化ストレスマーカが減少することが報告されており、今回の結果がタンパク質の消化による酸...

資金種別

競争的資金

国際共著