MA包装が青切りシークワシャー果実 (Citrus depressa Hayata) の鮮度保持, ポリメトキシフラボン類, シネフリン, アスコルビン酸, ラジカル消去能活性等に及ぼす影響
宮城 一菜古賀 信幸比嘉 敦粟國 佳史山本 健太和田 浩二太田 英明
青切りシークワシャー果実の品質保持を目的に,鮮度保持に対する効果とともに,PMF,シネフリン等各成分に及ぼす影響を調査した。試験期間を通して最も長く果実の緑色を保持したフィルムは,各温度区では25℃区Film No.1,No.2の約1か月,10℃区Film No.1の約3ヶ月,5℃区Film No.1の約4ヶ月となった。また,機能性成分および各化学成分においては,保蔵温度が高いほど減少傾向にあった。微細孔PP Film No.1(酸素透過度:160ml・bag-1・day-1・atm-1)では,保蔵温度5℃区,保蔵期間3か月においてもノビレチン(減少率:23%程度),シネフリン(減少率:35%程度),アスコルビン酸(減少率:果皮67%程度,果汁39%程度)およびラジカル消去能(減少率:20%軽度)は比較的安定していた。
日本食品保蔵科学会誌 = Food preservation science
日本食品保蔵科学会
13441213
http://ci.nii.ac.jp/naid/10029727741http://ci.nii.ac.jp/ncid/AA11178236