著作権教育による児童の意識変容と授業実践の効果
山本朋弘清水康敬
小学校児童を対象に,著作権に関する評定尺度法による予備調査を行い,著作権に関する意識や感覚を整理した.因子分析によって,4つの因子を抽出し,学年間で比較した結果,「著作権の意識化」や「著作権の尊重」において,学年間で有意な差が見られた.さらに,体験活動やコンテンツ活用を取り入れた著作権についての授業実践を継続的に行い,意識の変容について検討した.2年間にわたる児童向けの実態調査を分析した結果,著作物や著作権の基礎知識が高まり,日頃から著作物に目を向けるようになったことがわかった.
日本教育工学会論文誌
日本教育工学会
10.15077/jjet.KJ00004286915
https://doi.org/10.15077/jjet.KJ00004286915http://ci.nii.ac.jp/naid/110004705031http://ci.nii.ac.jp/ncid/AA11964147http://id.ndl.go.jp/bib/7913173