生食用野菜の衛生対策(第3報):浅漬けキュウリに使用する丸体キュウリでの食中毒菌の生残と除菌対策-
古田宗宜小田隆弘近江雅代稲益建夫
福岡市内で発生したO157集団食中毒事件において、発生原因として原料キュウリがO157に汚染されていた可能性を推定した。そこで原料キュウリに食中毒菌を接種し、生残性を調査した結果、O157やS.Enteritidisは14日間生残し、原料キュウリの除菌対策としては現行の次亜塩素酸殺菌法では殺菌効果は認められず、ブランチング処理を行う必要があることが明らかとなった。
中村学園大学・中村学園大学短期大学部研究紀要
中村学園大学
http://ci.nii.ac.jp/naid/110007042818http://ci.nii.ac.jp/ncid/AA1155311Xhttp://id.ndl.go.jp/bib/7016493