低タンパク栄養母乳が乳仔ラットの肝臓に及ぼす影響
碇志津恵近江雅代山元寅男
第54回日本栄養・食糧学会西日本支部合同大会
日本栄養・食糧学会
中頭郡
出産直後の母親ラットを低タンパク(LP)食で飼育し、母親とその乳仔の肝脂質に及ぼす影響について検索、LP食群母親の肝脂質は経日的に増強したが、乳仔では若干の増加であった。母乳中タンパク質・TG量は両群間に殆ど差はなく、LP食飼育により母乳産出量が減少し、乳仔はLP栄養状態に陥り、若干の肝脂肪沈着が生じたが、母乳組成は対照食群と変わらず、ある程度の栄養は保持できたと思われた。