全身性エリテマトーデス発症に関連する食事因子~第1報:栄養素等摂取状況について~
鷲尾昌一近江雅代堀内孝彦塚本浩赤司浩一多田芳史長澤浩平澤部琢哉佐々木敏岡由紀子城田知子森満永井正規
第15回日本病態栄養学会年次学術集会
日本病態栄養学会
京都市
全身性エリテマトーデス(SLE)は典型的な自己免疫疾患で、遺伝要因をもつ者に環境因子が作用することにより発症する。我々は欧米化した食事が危険因子、伝統的な和食が予防因子であると報告した。今回は栄養素等摂取量に着目した。SLE患者はエネルギー摂取量が高く、エネルギー比率や肥満等の栄養障害に差が認められなかったことから、高エネルギー摂取がリスクとなる可能性が示唆された。