環境浄化微生物の進化と退化の分子基盤研究
日本学術振興会
科学研究費補助金
別府大学
古川 謙介
基盤研究(C)
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-22580382/22580382seika.pdfhttps://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-22580382
世界的に深刻な環境汚染物質であるポリ塩化ビフェニル(PCB)、有機水銀、および有機ハロゲン化合物菌の分解遺伝子群を対象として、その機能の進化と退化を分子生態学的側面から検討した。その結果、接合型トランスポゾンbph-salエレメント、有機水銀分解遺伝子群および脱ハロゲン遺伝子群が環境に応じて分解機能を拡大したり、逆に分解機能を喪失する現象が明らかとなった。これらの現象にはゲノムの再編成にかかわるさまざまな因子が関与していた。