高度経済成長期における大分県農業構造の変貌
中川 隆
本稿では、高度経済成長期(1956~1970年)における大分県の農業構造の変貌を分析した。当時、大分県では、工業開発と同時並行的に農業振興を図る「農工併進」施策が展開されていた。同県の農業振興は、工業開発のあり方に規定され、工業化に関連した土地改良事業の促進が強調された。選択的拡大品目であったみかん作農業や久住・飯田地域の畜産開発等に焦点を当て、当時の同県の農業構造が如何に大きな変貌を遂げたかを明らかにした。
別府大学紀要
別府大学会
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