非営利法人会計における資本と収益の区別-アンソニーの提言を受けて-
日野修造
非営利法人研究学会第25回全国大会
関西大学(リモート)
非営利法人研究学会全国大会統一論題のパネリストとして、問題提起をおこなった。内容は、非営利組織会計における資本と収益の区別とは、まず資本についていえば純資産の維持・拘束性の観点から捉え、次いで収益とはサービス提供可能正味残高変動原因として捉えることを提起した。そして、そこに拘束概念を取り入れることで、業績評価にも受託責任評価にも有用な純資産概念になることを提起した。