局所的ポテンシャルと誘導場最小点追跡を用いた文字切り出し
姉川 正紀鶴田 光輝宮原 末治
平成9年度 電気関連学会九州支部連合大会 論文集,p.66
琉球大学 共通教育棟
http://jglobal.jst.go.jp/detail.php?JGLOBAL_ID=200902174642947540
本論文では,接触した手書き漢字文字列から,局所的ポテンシャルと誘導場最小点追跡方を新たに提案する事によって,漢字を適切に分割する新たな手法を提案する.具体的には,人間の視点移動を用いた局所的ポテンシャルと,接触した文字同士を分離する誘導場最小点追跡方を用いて,従来の手法に比べて,高精度な手書き漢字文字列からの文字の切り出しが可能になった.また,局所的ポテンシャルの手法は,人間の視覚系を模倣しており,実験の結果,人間と同様の始点移動をする事が分かった.