視点情報を用いた画像の絵画的変換
姉川正紀
第8回 日本感性工学会 予稿集 2006,p.189
日本感性工学会
早稲田大学 西早稲田キャンパス
http://jglobal.jst.go.jp/detail.php?JGLOBAL_ID=200902234516897093
カメラ等で撮影された画像は,人間が撮影時に感じた印象と,撮影後に感じる印象が異なる事がある.しかし,実際の画像と比較した場合,人間の印象と差が少ない画像より,差が大きい画像の方が,実際の画像と差が少ない事がある.人間は,視覚情報処理をおこない,画像の変換・認識をおこなっている事が,この主な原因と推測される.本論文では,この様な人間の視覚情報処理を,視点情報を用いた擬似的な被写界深度への変換により,任意の画像を人間の感性に近い絵画的な画像に変換する可能性を検討する.