美術科教育では,学習指導要領の改定において,“美術の表現の可能性を広げるために,写真・ビデオ・コンピュータ等の映像メディアの積極的な活用を図るようにすること”とある.この実現の為には,様々な情報を収集・加工・編集をおこない,デジタル・アーカイブ化する事が必要である.
本論文では,学校美術教育におけるデジタル・アーカイブ化に注目し,その手法及び手順の開発及び提案をおこなう.具体的には,“ホームページを用いたデジタル・アーカイブの公開とその方法”・“学校美術教育における生徒・児童作品の具体的なデジタル・アーカイブ化の手法及び手順”等を紹介する.