講演・口頭発表等

基本情報

氏名 姉川 正紀
氏名(カナ) アネガワ マサノリ
氏名(英語) MASANORI ANEGAWA
所属 中村学園大学 流通科学部 流通科学科
職名 教授

タイトル

美術教育における色彩と感情の関係

講演者

姉川 明子
姉川 正紀

会議名

第49回 日本美術教育研究発表会 2015

発表年月日

2015-10-18

開催年月日(From)

2015-10-18

開催年月日(To)

2015-10-18

招待の有無

無し

記述言語

日本語

国名

日本

会議区分

国内会議

国際共著

 

会議種別

口頭発表(一般)

主催者

日本美術教育連合

開催地

東京家政大学 板橋キャンパス 図書館棟

URL

形式

 

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概要

著者らは、以前から“美術(教育)における色彩の研究”をおこなっている。著者の一人である“姉川正紀”が、プログラムの作成や、実験環境の構築を担当している。もう一人の著者で、美術の教員である“姉川明子”が、実際の美術教育の現場において、研究結果の実践をおこなっている。
 最近は、絵本における色彩に関する研究をおこなっている。文字が読めない乳幼児が、1人で絵本を読む(見る)時は、絵のみを見ていると推測される。過去に大人から読み聞かせてもらった絵本であれば、文章の内容を記憶している場合もある。しかし、過去にその様な経験が無い場合、絵のみである程度内容を把握している可能性がある。絵の情報としては、主に図形及び色彩の2つの要素がある。以前の我々の研究では、色彩にのみ着目し、絵本の内容と色彩に関して、相関の有無を調査した。この結果、絵本の内容と色彩に関しては、ある程度の相関がある事が示唆された。
 本研究では、以前の研究をさらに発展させ、絵本の一連のストーリの構成要素である各ページについて、カラー(オリジナルと同じ色彩)・グレースケール・線画(輪郭線)の3種類を用い、多数の被験者による実験によって、被験者が受ける印象の変化を調査する。この結果、“カラー→線画→グレースケール”の順に連想用語の好意的な値が高い事が判明した。これらの結果から、絵本から受ける印象は、画像の色彩や明度に影響される事が判明した。