「超スマート社会」(Society 5.0)に向けて,数理的思考やデータ分析・活用能力を持つ人材を育成することが求められている.文部科学省は,2016年12月に「大学の数理・データサイエンス教育強化方策について」をとりまとめるとともに,拠点校6大学を選定した.また2019年1月には,数理・データサイエンス教育の全国の大学への普及・展開の加速化を図るために協力校20大学が選定された.高等学校においては,2022年度から施行される学習指導要領に,「情報通信ネットワークとデータの活用」(情報I),「情報とデータサイエンス」(情報II)という項目が挙げられている.情報処理学会においては今後データサイエンス教育委員会が設置され検討される予定である.