新人看護教育におけるインタラクティブ教材の学習効果の比較評価

日本教育工学会第29回全国大会

日本教育工学会

動画閲覧型教材は操作が簡単であるが，受動的な学習となり教材が長時間に渡ると学習意欲の低下を招く，学習者が視聴したい場面からのアクセスが困難などの課題がある。そこで，医療機器操作に関するインタラクティブなeラーニング教材を作成し，学習態度が異なる二つの教材の学習効果を評価するために，新人看護職員を対象に，各教材の学習効果を知識確認テストと教材評価に関する質問紙調査で比較した。結果，両教材とも視聴による学習効果が得られていたが，インタラク ティブ教材のほうが学習意欲と学習効果のさらなる向上が知識確認テストと教材評価より示唆された。