平成30年度は,まず研究目的の一つ目の『学習管理システムに記録される学生の学習状況、小テストや課題の評点、最終成績 、ネットワークにおける行動、出席状況等の情報から、学生や授業ごとの局所的な「地図」の作成』に取り組むことを計画していた。具体的には、学習状態を取得するために、研究代表者の井上と研究分担者の伊達と後藤が所属大学で担当している授業において、(1)学内無線LANを通した学習管理システムの利用、(2)学習管理システム上での自習用演習問題や課題の提示、(3)スマートフォンによる出席情報の把握等を実施することを計画していた。
これらの研究計画に基づき、以下を実施した。(1)学内無線LANの整備。研究計画調書に計上していたように、無線LANアクセスポイントを教室だけでなく、アクティブ・ラーニングの場として整備しているピロティ、セミナー室等にも整備し、学生の学習のための接続環境と、その利用状況を把握できる基盤を整備した。(2)