研究初年度の目標は,次年度以降の理論分析の準備として,実証データの分析による学習共同体の Multilayer/Temporal Networks 構造の解析に着手することであった.この点については当初の研究予定を一部修正し,(1) 国内外の研究会,カンファレンス等に出席しセンサデータ分析に関する最新の情報を収集すること,(2) 研究計画作成時には見られなかった技術進歩による最新のセンサデータの導入を検討すること,以上の2点を研究初年度の目標とした.
(2) については新しく開発されたリストバンド型のセンサデータの開発企業に連絡をとり,次年度初頭にMTGを開催することとした.このセンサデータを本研究でのデータ収集に使用することについては,研究次年度初頭に検討することを予定している.
(1) については次の研究会,カンファレンス等に参加し知見を深めた.2018年4月名古屋大学にてComplex Networks上のABS(Agent Based Simulation)に関する研究会を開催.2018年5月名古屋大学にて圏論に関