美術とグラフィック —その近似性について—
古賀和博
現代における視覚芸術の新しい領域とはどのような物であるのか、互いに刺激し合う美術とイラストレーションの分野を中心に、その接近と融合によって生まれる新しい表現について、歴史的な背景を踏まえつつ考察した。中でも産業革命以降の、機械による複製術の発達とそれによって発生したマス・メディアは、ポップ・アートなどの新しい表現への土台を作り、境界を超えた表現を可能にした。
修士論文抄録 福岡教育大学大学院
福岡教育大学