共同研究・競争的資金等の研究課題

基本情報

氏名 黒木 俊秀
氏名(カナ) クロキ トシヒデ
氏名(英語) KUROKI TOSHIHIDE
所属 中村学園大学 教育学部 児童幼児教育学科
職名 教授

タイトル

認知症早期発見時代のネオ・ジェロントロジー:当事者の視点を活かす臨床構築に向けて

提供機関

日本学術振興会

制度名

科学研究費助成事業

研究機関

慶應義塾大学

研究期間(From)

2016-07-19

研究期間(To)

2019-03-31

担当区分

 

担当研究者

北中 淳子
鈴木 晃仁
繁田 雅弘
神庭 重信
黒木 俊秀
池田 学
澤 智博
加藤 敏
木之下 徹
ロック マーガレット
ローズ ニコラス

研究種目

基盤研究(C)

形式

研究概要

現在日本では、認知症の早期発見が推進されることで多くの人々が救済されると同時に、老いに対する不安も高まっている。北中は臨床現場での人類学的調査を通じて、認知症診断がもたらす不確実性が1)急速な薬理化、2)予防言説の隆盛とそこに潜む「魔術的思考」、3)「新健康主義」をもたらしていることを明らかにした。他方で、認知症臨床における当事者運動との協働から、従来の精神療法的共感の形に加え、脳神経科学的共感とエコロジカルな共感の誕生を論じ、地域精神医学におけるよりよい理解と共感の可能性について考察を行った。繁田は臨床記録を分析し、超早期診断が認知症当事者にもたらす影響や主体性の尊重に関する考察を行った。

資金種別

 

国際共著