日本人幼児の運動能力と身体組成の関係についての縦断的研究
増田 隆
本研究は、4歳から6歳までの日本人幼児(男児19名、女児29名の合計48名)を対象として、運動能力の発達と形態及び身体組成の変化との関係を検討したものである。その結果、25m走や両足連続跳び越しなどの運動能力の項目と皮下脂肪厚との間に負の相関が認められたことから、幼児期における皮下脂肪や体脂肪の増加、すなわち肥満が、運動能力の発達にマイナスの影響を及ぼすことが示唆された。
中村学園大学・中村学園大学短期大学部研究紀要