本研究は、本学幼児保育学科2年生を対象として、1993年から2016年までの24年間におよぶ幼稚園教育実習に関する意識調査の結果の長期的推移を明らかにすることを目的としたものである。その結果、24年に亘る幼稚園教育実習に関する学生の意識と実態の大きな動きを明らかにすることができた。このうち「実習体験内容」については、「全日保育」や「半日保育」の割合が近年では減少傾向にあり、それに代わって「運動あそびなどの主活動のみの指導」や「絵本読みや手あそびなどの部分保育」の割合が高くなってきていることが明らかとなった。