企業内英語教育の現状と展開--勤労者の英語教育制度を求めて
岩田 京子
日本企業は国際競争力を高めるために、終戦直後から英語教育を実施し、勤労者の英語学習に一定の成果を上げてきた。今日、企業活動はグローバル化し、勤労者にとって英語はますます必須となっている。本論文では、企業内英語教育が実施されてきた時代的背景、発展経緯と現状を検討する。さらに、企業内英語教育を勤労者の自発的なキャリア形成や日本社会における職業能力開発システムの確立の視点から解釈し、企業英語教育を「勤労者の英語教育制度」として展望できることを提起する。
産業教育学研究
日本産業教育学会
10.24485/jssvte.41.2_16
https://doi.org/10.24485/jssvte.41.2_16http://ci.nii.ac.jp/naid/40018946374