論文

基本情報

氏名 河手 久弥
氏名(カナ) カワテ ヒサヤ
氏名(英語) HISAYA KAWATE
所属 中村学園大学 栄養科学部 栄養科学科
職名 教授

題名

ステロイド糖尿病に対してリラグルチドが奏効し,関節リウマチの改善も示唆された1例

単著・共著の別

共著

著者

河野倫子
野村政壽
阿部一朗
松村祐介
松田やよい
足立雅広
河手久弥
大中佳三
堀内孝彦
髙栁涼一

担当区分

概要

症例は74歳男性.63歳時に関節リウマチと診断され,ステロイド内服を開始.69歳時にステロイド糖尿病を指摘され,71歳時にインスリン治療を開始された.しかし血糖コントロールは不良であり,2011年5月に精査加療目的に当科入院となった.入院時,関節リウマチに対してプレドニゾロン(以下PSLと略す)7.5 mg/日内服中であり,糖尿病に対してはインスリンtotal 27単位/日投与下でHbA1c 8.1 %(以下HbA1cはNGSP値で表記)であった.グルカゴン負荷試験にてインスリン分泌能は保たれていたことより,リラグルチド投与を試みた.最終的にリラグルチド0.9 mg/日とグリメピリド3 mg/日の併用によって血糖コントロール良好となり,インスリン治療から離脱した.また,興味深いことに関節リウマチの活動性の指標であるmatrix metalloproteinase-3(MMP-3)の値が入院時356 ng/mlより187 ng/mlへ減少し,PSLも4.0 mg/日に減量された.本症例について文献的考察を加え報告する.

発表雑誌等の名称

糖尿病

出版者

THE JAPAN DIABETES SOCIETY

56

3

開始ページ

179

終了ページ

184

発行又は発表の年月

2013/03

査読の有無

無し

招待の有無

有り

記述言語

日本語

掲載種別

研究論文(学術雑誌)

国際・国内誌

国内誌

国際共著

ISSN

eISSN

DOI

10.11213/tonyobyo.56.179

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