辛味成分イソチオシアネートとメタボリックシンドローム:血管平滑筋細胞への影響
文部科学省
科学研究費補助金(若手研究(B))
中村学園大学短期大学部->中村学園短期大学->中村学園大学短期大学部->中村学園短期大学
長光 博史阿部 志麿子
若手研究(B)
http://kaken.nii.ac.jp/d/p/19700610.ja.html
内臓脂肪に起因するメタボリックシンドロームの最終症状は、心筋・脳梗塞・狭心症といった循環器疾患に集中する特徴がある。アブラナ科植物の辛味主成分とされるイソチオシアネートは、癌発症率を低下させる点で古くから注目されてきたが、循環器への効果は明らかでない。マウス標本血管および血管平滑筋細胞を用いて循環器機能改善効果があるか検討を行った結果、収縮緩和作用ならびに血管平滑筋細胞の増殖抑制効果があることを見出した。