看図アプローチを取り入れた成人看護学実習-術後看護における“気づき”への第一歩―
藤井愛美・山下雅佳実・石田ゆき
成人看護学実習において看図アプローチを導入し、術後看護における学生の「気づき」を促す教育的効果を検討したものである。術後患者のベッド周囲の写真を用いたビジュアル教材を活用し、学生は図から読み取った情報を共有・考察した。その過程で、見落としていた点や知識の不足に自ら気づき、仲間との対話を通じて理解を深める様子が確認された。看護実習における初期的気づきの支援手法としての有効性が示唆された。
全国看図アプローチ研究会研究誌