miRNA前駆体の網羅的な発現解析は、miRNA前駆体と全長が近いsnoRNAが細胞内に大量に存在するために困難となっている。ヒト脳サンプルを用いたmiRNA前駆体の次世代シーケンシング解析において、新規のDNA/LNAオリゴを用いることによりsnoRNAの割合を低下させることができ、miRNA前駆体リード総数を増やすことができた。その結果miRNA前駆体上に生じたRNA編集部位を複数箇所発見することができた。さらに、let-7ファミリーを特異的に減弱できるDNA/LNAオリゴを作製して次世代シーケンス解析を行ったところ、let-7ファミリー以外のmiRNAリードカウントを上げることができた。