長期定常状態、非致死濃度の抗生物質あるいは細胞毒性を持つ化学物質を含む培地中の個体数変動を、分子バーコード欠失株の混合培養での定量法を確立した。培養3週間の約4000遺伝子欠失株の個体数変動を定量し、予想以上の変動を確認した。細胞毒性を持つ抗生物質や化学物質を含む培地中での欠失株の変動解析により、遺伝子と各種薬剤との高効率な相互作用解析を可能にし、その細胞毒性の分子機構解明に対して非常に有効であることを実証した。さらに二重欠失株による非必須遺伝子の網羅的遺伝的相互作用解析及びCRISPRiによる必須遺伝子を含めた遺伝的相互作用解析を進めた。