第二次世界大戦前における日本とタイの子どもの交流に関する研究
日本学術振興会
科学研究費助成事業 若手研究(B)
中村学園大学短期大学部
圓入 智仁
若手研究(B)
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-21730659/21730659seika.pdfhttps://researchmap.jp/ennyu/published_papers/17601409https://researchmap.jp/ennyu/published_papers/10197919https://researchmap.jp/ennyu/published_papers/7194257
(1) 1935年にタイのルークスア(ボーイスカウト)は日本の少年団に、友好親善の証として2頭の象を贈った。(2) 1929年のルークスアの訪日には大倉財閥の大倉喜七郎が金銭面で援助した。約2週間の滞在中、神戸から東京に至る間で日本の文化を見聞きし、各地で子どもたちと交流した。(3) 1925年、発足当初の海洋少年団を海軍が観察、記録していた。ここには「海軍思想」の普及には有効だと評価しつつ、団員の出身階層、活動内容、軍部との接続などに関する意見があった。