共同研究・競争的資金等の研究課題

基本情報

氏名 圓入 智仁
氏名(カナ) エンニュウ トモヒト
氏名(英語) TOMOHITO ENNYU
所属 中村学園大学 教育学部 児童幼児教育学科
職名 教授

タイトル

1920~40年代タイの子ども組織ルークスアにおけるナショナリズム教育の変遷

提供機関

日本学術振興会

制度名

科学研究費助成事業 基盤研究(C)

研究機関

中村学園大学

研究期間(From)

2016-04

研究期間(To)

2021-03

担当区分

研究代表者

担当研究者

圓入 智仁

研究種目

基盤研究(C)

形式

研究概要

研究3年目である平成30年度は、過去2年間に撮影した本研究に関連する雑誌記事の撮影や記録の漏れを補うことと、図書館や書店などにおける、雑誌以外の書籍の収集に努めた。
雑誌について、主にルークスアの機関誌『ルークスア』や、タイ教員協会の機関誌『ウイッタヤーチャーン』を対象として、これまで撮影したものの補足に取り組んだ。また、他にも、本研究の対象時期に発行されていた、関わりのありそうな雑誌の内容を可能な限り確認した。その中に、『ウイッタヤーサーン』の合本3冊があった。3冊になっているが、内2冊と、他の1冊は発行時期がずれていることと、内容に違いがあるため、別物であると判断した。いずれも、ルークスアに関する記事は見られなかった。『ナックリアン・タイ』という雑誌も確認したが、外国語学習のための雑誌のようであり、本研究には関係なかった。『ナンスーピム・ナックリアン』は、副題に「男女生徒とルークスア全員のための冊子」とあり、ルークスアに関する記事をいくつか確認できた。以上により、タイ国立図書館における、本研究に関連すると思われる雑誌の収集は一通り、終えることができた。
これらにより、昨年と同様、7世王期以降は年を追う毎に、ルークスアの組織や活動に関する記述が減っていることが確認できた。
さらに、タイ国立図書館が所蔵する、雑誌以外の関連書籍の探索と、写真撮影にも取り組んだ。対象としたのは、『ボーイスカウトのゲーム』(1923年)、『戦時下におけるボーイスカウトの有用性』(1926年)、『スカウトとの対話』(1927年)、『ボーイスカウトの偵察、性質』(1943年)などの他、ボーイスカウトの規則に関する書籍類である。
バンコク市内の大規模な書店にて、本研究に関連する書籍の収集に取り組み、本研究に有用な、ボーイスカウト関連、教育史、政治史などの書籍を入手することができた。

資金種別

 

国際共著